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小学生を持つ親 お悩みQ&A

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「ストレス」「疲労」を感じている小学生が、右肩上がりに増え続けている近年。子供たちは、その小さな身体にたくさんの思いを抱えています。大人になって小さかった自分を振り返る時、小学時代の思い出が、喜びに満ちたものであることを願わずにはいられません。

Q.仲良しの友達と別のクラスになってしまって、新しいお友達がなかなか出来ないようなのですが…。

A.口は出さずに目は離さずに

誰でも新しい環境に入ると、緊張をしたり、不安感を覚えたりしますね。子どもたちも例外ではありません。その不安をどうやったら解消できるかは、残念ながらいくらお母さんが心配をしても本人にしか見つけられないでしょう。クラスメイトと少しずつ関わることからきっかけを作るなど、ある程度時間も必要です。お母さんが、学校で本人が経験したことや先生のお話、また、学校での様子などに興味をもって話しかけて、ひとりぼっちという環境にならないようにすることです。しかし、心配のあまり「お友だちできた?」などと状況を日々尋ねたりすることもプレッシャーになってしまいます。お母さんの不安気な表情は、子どもにも伝染します。状況をみて、「待つ」ことも大事ですね。口は出さずに目は離さずに、かもしれません。

Q.標準より太り気味の娘。容姿のことをからかわれているようで、家での食事を過剰に残すようになりました。

A.本人がどんな自分になりたいのかを理解し、サポートして

子どもたちは思ったことをストレートに、人の気持ちを考えずに言ってしまうことがあります。お友達の不用意な言葉に傷ついた気持ちを、まず察してあげましょう。そして、子ども自身がどうなりたいか、を尋ねてみましょう。もし、「やせたい」という言葉が本人からでてきたならば、その気持ちを受けて、「じゃあ一緒にがんばろう」という言葉がけはいかがでしょうか。毎日歩くとか、運動の習い事をしてみるとか、ポジティブな気持ちになれるような本人の自発的な欲求が、解決の糸口です。決してお母さんからの指示でなく、本人がこうしたい、ということについてサポートをしていくことが大切です。その友達を恨んだり非難することよりも、本人がどうしたいかという事に目を向けることで、他人の言葉よりも、自分の解決への道が見えてくるものです。

Q.放課後は友達と遊んでばかり。健康なことは嬉しいのですが、学校の勉強だけで大丈夫なのか親としては心配になってしまうのですが。

A.放課後のタイムテーブルを作ってみる

小学生にとって、大事なことは何でしょうか。まずお母さんの中で整理をしてください。友達とたくさん関わることは、その先の多感な時期へのウォーミングアップの時期には何よりも大事です。もちろん勉強は将来への基礎として大事なこと。家庭での宿題や自主勉強も習慣性を育てる大事な役割です。子どもと一緒に、放課後のタイムテーブルを作ってみるのもいいですね。そして、タイムテーブルを達成できたかどうかは、本人にチェックさせてあげてください。自分で決めて、自分でやりとおすことが、勉強でも遊びの場面でも両方大切だと思いませんか。だとすれば「勉強したの?」「宿題は?」というような親からの再三の確認はあまり効果がないとも言えるでしょう。自分で目標を決めて、自分で挑戦する。他人との比較は、本人にプレッシャーと自信喪失感を持たせてしまうだけでしょう。

Q.小学校3年で、生理が始まりました。そういうお子さんも多いようですが、親がどこまで性教育を含めて話をしたらいいものか…。父親のことを避けるようになって困っています。

A.両親が愛し合ってあなたが誕生した事を伝える素晴らしい機会です

大人になる過程には、大事な通り道ですね。 自分の体を知ること、そして自分の体を大事に扱うこと、それを学ぶ良い機会と思います。また、生理があることで母親になる最初の条件がそろったことも伝える良い機会と言えましょう。そのことから、お父さんとお母さんがとても愛し合って、そしてあなたがこの世に誕生した、という親としての喜びを再度伝えることもすてきです。すぐには意味を理解して大人のように耳を傾けることはできないかもしれません。けれども、お母さんやお父さんが、子どもは親の大事な宝物であると思っていることがきちんと伝われば、いつか「性」のことも理解が追いつくことでしょう。大人が嫌悪感を示したり、隠したりすることの方が、かえって子どもにマイナスのイメージを与えてしまうような気がします。

Q.担任の先生と上手くコミュニケーションを取れないようで、学校に行くのを嫌がるようになりました。

A.学校に行けない、行きたくないことを「善悪」で判断しない

担任の先生とうまくコミュニケーションがとれない、とは具体的にどのような事でしょう。心配から質問攻めになっても、子どもはそんなに簡単に心情を表わすことができません。会話の端々から、なぜそのことを問題だと思っているのか何気なく尋ねましょう。まずは、学校に行けない、あるいは行きたくない、という気持ちに対して審判を下さない、そして「善悪」で判断しないことです。心の重石は本人が一番感じているでしょう。本当の原因は、本人にしかわからないものです。今こそ、親が子供にとって安心で安全な居場所になり、どんなことが起きているのか、言えるようになることを待ちながら、本当は本人が行きたいのだ、だけど、行けない、ということを気づいて、言えるようになるまでじっくり待つことです。そこから、本人が一歩を踏み出すまでは親がじっくりと構えてください。心の重石、まず取ることから始めましょう。