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子育てと仕事の両立を上手にこなそう 〜働くママのページ〜

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育児をしながら仕事も続けているがんばり屋のママさんたち。育児と家事だけでも大変なのに、仕事もこなしている日々の中では、さまざまな問題にぶつかり悩むこともあるだろう。ママにとっては、子どもも仕事も大事。うまく両立していくには、どんな心構えが必要なのだろう?

働くことのメリット

 育児をしながら仕事もこなすパワフルなママ。でも、一日は24時間しかなく、その両立は簡単ではないでしょう。忙しさはもちろんだが、体力的にも負担は大きいはず。そんな毎日に、時には悩んだりすることもあるでしょう。

 働きに出ると、どうしても子どもとの時間が減ってしまう。そのことでわが子を不憫に思うこともあるかも知れません。しかし、働くことで得られるメリットは、収入だけではありません。仕事に出ている間は保育所などに子どもを預けることになりますが、子どもはそれなりにその時間を楽しみ、家庭の中だけでは体験できないさまざまな経験をすることができるのです。その中で社会性や協調性といった資質が培われ、規則的な生活習慣を小さい頃から身につけられます。子どもにとっては、世界を広げるいい機会となるでしょう。ママにとっても仕事で得られる充実感は何物にも変え難く、自分を磨くチャンスでもあります。輝いているママの姿を子どもに見せることも、子どもにとって貴重なことです。

 大切なのは子どもと一緒に過ごす時間の長さではなく、その「密度」なのです。子どもと過ごすことができる限られた時間に、会話やスキンシップでたっぷりの愛情を子どもに伝えてあげましょう。

育児と仕事の両立を上手に
こなすために

 とは言え、主婦が毎日家をあけることで、家族に負担をかけてしまいがちになることも否めません。育児と仕事の両立には、家族の理解と協力が必要になります。特に夫には家事の分担など多くの協力を求めることに。育児と仕事の毎日はママにとって忙しく、つい夫に協力してもらうことを当たり前と思ってしまうことがあるかも知れません。しかし、働くことを理解し協力してもらうためにも、夫に対して感謝の気持ちを伝えることを忘れてはいけません。

 また、夫や自分の両親と同居している場合は、義母や母親に協力を求めることもありますが子育てのやり方は世代により異なり、意見が食い違うことがあるかも知れません。そんなときは、育児の先輩の言葉を尊重しながらも、自分にとって曲げられないところを主張して話し合いで解決していきましょう。

 シングルマザーの場合、何でも一人でこなさなければならず、その負担はさらに大きいはず。いざという時に協力を求められる相手がいると心強いものです。自分の親や友人、近所に住む人など、子育てに協力してくれる周囲の人との関係を大切にしていきましょう。 

 こんなふうに、家事の分担や育児の手助けを引き受けてくれることへの感謝を忘れずに、周囲の人との関係を円滑に築くことが、育児と仕事の両立を上手にこなしていく上で大切なことです。子どもとだけでなく、夫や家族、友人、近所の人などともコミュニケーションをとり、子育てと仕事の両立にがんばる自分の味方になってもらいましょう。

職場でのコミュニケーション

 女性の社会進出を後押しするように、子どもを持つ女性の雇用条件は以前に比べて飛躍的に向上しています。それでも、仕事には責任があります。子どもがいるからと甘えていては、上司や同僚からの理解も得られず、職場での人間関係が気まずくなってしまうかも知れません。どんなに大変でも、社会人として責任ある仕事をしていきましょう。

 しかし、子どもを迎えに行くため残業はやはり難しい。子どもが小さいうちは病気になりやすく、急に休みをとったり遅刻や早退をすることも多くなり、勤務に影響が出ることは避けられないのも現実です。そのほかにも授業参観や面談など、子どもの成長にともない、幼稚園や学校の行事に参加する機会も多くなります。そんなときになるべく職場に迷惑をかけずに休みをとることができるよう、自分の仕事のフォローをしてくれる同僚がいると心強い。そんな人をつくっておくためにも、日ごろからの職場でのコミュニケーションも大切にしていきましょう。

 もちろん急に休む際は、自分がいなくても業務の経過が分かるよう普段から工夫しておいたり、仕事を早めに進めておくようにしておきましょう。

学校行事や保護者会など

 保育所や幼稚園、学校等の行事への参加や、ほかの保護者とのお付き合いなど、働くママは忙しい。こちらも「仕事があるから」とおろそかにしているわけにはいきません。学校行事はもちろんのこと、ほかのママたちとの関係も大切にしていきましょう。保育所や学校の先生ともうまくコミュニケーションをとり、さまざまな情報を得ながら、子育てに役立てて行きましょう。

働くママを応援するいろいろな
社会制度

国・県や地方自治体では子育てを応援するさまざまな法律や制度、給付金など働くママへの子育て支援を行っています。 知っておくと何かと役立つそれらの情報をご紹介。

●産休(産前産後休暇)

労働基準法(第65条)
申請により、出産予定日前の6週間以上+産後8週間以上、休暇を取得できる。産前に休業を申請した場合、事業主は就業させてはならない。

●短時間勤務(時短)

育児・介護休業法(第23条・24条)
1歳未満の子どもがいる従業員に対し、勤務時間の短縮等の措置を事業主に義務付けている。3歳から就学前の子どもがいる人に対してもそれに準じた措置を講じる努力をしなくてはならない。

●出産手当金

条件/育児休業を取得した人(退職者は被保険期間1年以上)
出産で休暇中に給与が得られないことに対して給付される。

●育児休業給付金

条件/雇用保険加入者
育児休暇で休業中の給与が80%未満に減額された場合、雇用保険より支給される。
1 育児休業基本給金 育児休暇中に給付される。
2 育児休業者職場復帰給付金 職場復帰後6カ月以上働くと給付される。

●育児休暇

育児・介護休業法(第5条)
1歳未満の子どもを養育している父母は育児休暇を取得できる。また、子どもが1歳を過ぎても保育所等に入所できないなど休業が必要と認められた場合は1歳6カ月まで延長できる。契約社員も対象となる。

●看護休暇

育児・介護休業法(第16条の2および3)
就学前の子どもがいる人は、申し出により年5日まで病気・けが等をした子どもの看護のための休暇を取得できる。事業主は申し出を拒むことはできない。

●児童手当金

条件/厚生年金・国民年金加入者(所得制限あり)
0歳から小学校6年生までの児童を対象に国が支給する。

●確定申告による医療費控除

条件/所得税納税者
年間10万円以上の医療費を支払った場合、10万円を超過した分が控除される。