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〜徹底比較〜自宅通学と自宅外通学の生活

学校選びには「何を学びたいか」という本人の意思が反映されるべきである。運悪く群馬県内に自分の進みたい学部を持つ大学が無く、県外の下宿や学生寮などで生活することになった場合、生活費はどれくらいかかるものなのだろうか。

表1

表1:居住形態別収入平均額および学生生活費の内訳(大学昼間部)
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下宿する学生の生活費は年間で100万円以上

 上京などして自宅外通学する学生の場合、自宅通学に比べて支出は当然増えるが、その中心となるのが住居費、光熱費、そして食費である。表1にあるように、下宿、アパートに住む学生の住居費は年間平均で513,500円となり、食費も自宅通学の学生に比べて3倍近い288,100円となっている。この支出は、国公立・私立という違いに関わらず必要となってくるものなので、自宅外通学の場合、教育費にプラスして年間80万円〜100万円程度の生活費が上乗せされることになる。

 日本学生支援機構が平成18年度に実施した「アルバイト従事状況」によると学生の76.4%がアルバイトをしているという。そのうちの半数近い46%以上の学生が、家庭からの給付のみでは修学が困難な為にアルバイトをしているということだ。言い換えると、アルバイトをしている学生のおよそ半分は、自分で学費の一部を稼いでいるということになる。

表2

表2:自宅外通学を始めるための費用(入学者1人あたりの費用)

表3

表2:自宅外通学者が一人いる世帯の年間仕送り額

月々の仕送りは平均8万円

学を始める際にかかる費用について見てみよう。日本政策金融公庫が、「国の教育ローン」を利用した世帯に対して実施した「教育費負担の実態調査」(平成20年7月実施)によると、自宅外通学者がいる世帯は、全体の38.7%となり、自宅外通学を始める際にかかる費用は、入学者1人当たりの平均で48.6万円となっている(表2)。その内訳は、主に引っ越し代金や住居の敷金、家財道具の購入費などである。

 表3では、自宅外通学者が1人いる世帯の仕送り額の分布を示している。100万円以上125万円未満の割合がもっとも多く、全体の27.6%で、次に50万円以上75万円未満の24.8%となり、全体の平均は年間96万円となっている。

 奨学金やアルバイトをするなど、少しでも親の負担を減らす方法もあるが、「何を学びたいか」ということに重点を置きながら、群馬県内の学校に目を向けてみるのも大切なことではないだろうか。