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 共愛学園は1888(明治21)年キリスト教主義教育の学園として創立され、群馬県下最古の私立学校として今年125周年を迎えました。学園の創立に尽力されたのは地元の熱心なクリスチャンですが、同志社大学の創立者である新島襄にも協力を仰ぎ、発起人の一人として新島の名が連なっています。

共愛の由来

 設立の目的は、非常に立ち遅れていた女子教育の振興で、公娼廃止運動や福祉活動などとも連動した女性の地位向上にありました。開校時の校名は前橋英和女学校、翌年の1889年には上毛共愛女学校に改めました。ここに「共愛」の名が登場しますが、聖句にある「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛しあいなさい」(ヨハネによる福音書)に通じる内容です。以来「共愛」は今日まで120年以上にわたり、女子教育・英語教育の先駆けとして地域社会に周知されています。

学園の使命

 学園では「共愛」を今日的に「共愛=共生の精神」と解釈しています。「共生」という概念は人類共通の願いであり、時代の変化に左右されることのない普遍的な原則です。激動する現代社会にあって国内外に生起する様々な課題を担い、共生の精神を模索、実践できる人材の育成が本学園の使命と考えています。
 共愛学園は、大学、高等学校、中学校、幼稚園、保育園、学童クラブの6部門を擁する総合学園ですが、いずれの部門にも共通する教育理念は、キリスト教の教えに基づく、人間個々のもつ尊厳を最大限尊重し「共生」を実践することにあります。

共愛学園前橋国際大学

 社会に対して大学の質を保証する評価機関として、最古の歴史と質の高さを誇る大学基準協会より、2005年に群馬県内の大学として初めて適合認定され、2009年の継続審査においても再び適合認定されました。入試難易度も北関東、信越、東北など近隣地域の私立文系大学ではトップクラスに位置付けられています。
 2012年度には学生数の増加に対応するため、4号館(共愛コモンズ)が完成しました。大学生の主体的・協働的な学びの場であると同時に、大学生だけでなく、園児や児童・生徒、そして地域の人々も集える空間になっています。また、同年に文科省の「グローバル人材育成推進事業」に採択され、大学教育の質が高いものであることを改めて認められました。全国で42大学、群馬県内では本学のみの採択でした。

共愛学園中学・高等学校

 中学・高校ともに男女共学で、学園の基本方針に基づき、朝の礼拝から一日が始まります。英語教育には創立当初より力を入れて取組み、生きた言葉として英語を身につけてほしいとの考えから、ネイティブ教員による授業や留学生との交流、海外への修学旅行、短期・長期の様々なプログラムによる留学制度の体験を通し、英語に接する時間を確保しています。また、年間を通して、クリスマス礼拝などの特別礼拝やバザー、スピーチレシテーションコンテストなど様々な行事も行っています。5月に行う「花の日礼拝」では、生徒が家から持ち寄った花を携えて近隣の社会福祉施設などを訪問し、入所者との交流を育んでいます。

共愛学園幼稚園

 子どもたちが、遊び・生活を通して自らが生き生きと主体的に学んで行くために「やってみたい」という意欲、「しりたい」と思う好奇心、探求心を育む事を大切に考えています。
 そのために人的、物的環境を整える事、その中で子ども自身が自ら動き出す力を信じ見守り「一人ひとりの体づくり」違いを認め合いながらの「自分づくり・友達づくり」を応援していくことに徹します。
 また、保育時間終了後の預かり保育(こひつじ園)では、異年齢児と時を過ごしたり、中高生や大学生のボランティアとの交流も深めたりしています。

共愛学園木瀬保育園

 子どもは「一人ひとり違う」を基本にし、一人ひとりの子どもをしっかり受け入れ、主体的に自立していく子どもたちを見守ることを大切に考えています。
 本学園の保育園は、通常保育の他に、地域の要請に応えて0歳児保育、一時保育、体調不良時保育、延長保育などの特別保育を行っています。また、2013年度から地域子育て支援センター「きょうあい」を開設しました。これは、地域の子育て家庭に対する支援を行うことを目的として、月曜日から金曜日まで毎日実施しています。

共愛学園学童クラブ

 地域社会の要請に応えて、2011年度に学童クラブを開所しました。2013年度から学園内に隣接する場所に移転し、笂井小学校・永明小学校・駒形小学校からの児童を受け入れています。
 子どもたちにとっては、家庭のようにくつろげ、毎日来たくなる場所になること、保護者にとっては安心して預けられる場所になることを目指しています。
 総合学園である共愛学園の学童クラブである強みを活かし、人的交流や施設の相互利用を積極的に推進しています。

学園総合グラウンド

 学園に隣接する桃の木川左岸の上増田町地内に33.625㎡(約1万坪)の用地を取得し、ここにサッカー場、一周400mのトラック、フットサル場を設けて学園総合グランドを建設しました。サッカー場とフットサル場は人工芝仕上げとなっており、トラックはウレタン塗装による全天候型仕様のほか、夜間照明も完備されています。

顔写真
共愛学園理事長 事務局長

須田 洋一(すだ よういち)

創立125周年を迎えた国内有数のキリスト教主義の学園で、豊かな人格と高い教養を身につける

保育園から大学までを有する総合学園。キリスト教主義の学園として、創立125周年という国内有数の歴史を誇ります。キリスト教を土台にした豊かな人格形成と、早期からの英語教育や海外との交流、中・高一貫教育といった、高いレベルの教育も充実しています。

共愛学園前橋国際大学

共愛学園前橋国際大学外観

 共愛学園前橋国際大学は、1999年に共愛学園女子短期大学を男女共学の四年制大学に改組し誕生しました。国際社会学部国際社会学科の1学部1学科に、「英語コース」「国際コース」「情報・経営コース」「心理・人間文化コース」「児童教育コース」の5コースを設けています。単科大学ですが、科目数は多く少人数制教育を実践しているため、「ちょっと大変だけれど、実力のつく大学です」。本学では「学生中心主義」と「地域との共生」という2つのモットーを掲げています。学生が主体となり教職員とともに大学を創りあげ、また地域に根ざした大学として地域社会との関わりを大切にしています。2012年9月には文部科学省のグローバル人材育成事業に採択され、新たなプロジェクトがスタートしています。幅広い教養と深い専門知識を身につけ、国際化の進む社会で活躍できる人材の育成を行っています。

共愛学園高等学校

共愛学園高等学校外観

 共愛学園高等学校は、1888年に前橋英和女学校として開学しました。開学以来大切にしてきた英語教育は125周年を迎えた現在もなお本校の大きな特色の一つです。「普通科特進コース」「普通科進学コース」「英語科特進コース」「英語科進学コース」の4つのコースを設定しています。それぞれのコースに独自のプログラムがあり、またコースごとのイベントも数多くあります。演劇、空手、陸上などの活発な課外活動も本校の特徴であり、学生生活を豊かにしています。長期・短期留学制度の充実や、留学生の受け入れなどの国際理解を深める国際交流活動も積極的に行っています。世界の扉を開く自信と実力を手に入れる環境があります。多くの人々の期待と支援に支えられながら、 現在の幼稚園・保育園・学童クラブ・中学校・高等学校・大学を擁する総合学園として発展し、数多くの卒業生を送り出しています。

共愛学園中学校

共愛学園中学校外観

 共愛学園中学校は、1947年に高等学校に併設されました。愛と個を大切にする「キリスト教主義教育」、共愛学園創立当初から力を注いできた「英語教育」、思春期の感性と経験から「他を思いやる心を育む教育」、学習環境の一貫性を可能にする「中・高一貫教育」の4つが教育方針です。少人数クラス編成により、一人ひとりの個性を大切にしています。6年間を全体の教育の場としてとらえ、それぞれの科目の基礎から応用まで深く学ぶ学習環境を実現しています。土曜日に授業を実施することで授業数を確保し、朝および放課後の補習や、長期休暇中も必要な生徒に応じて補習を行うなどの指導体制をとっています。また、ネイティブの英語教師による授業や本学園高等学校に来ている留学生たちとの交流をはじめ、中学3年生ではオーストラリア短期留学の機会を設けるなど、生きた英語を学ぶ英語教育に力を注いでいます。

共愛学園幼稚園

共愛学園幼稚園外観

 共愛学園幼稚園は、1939年に共愛幼児園として開園し、2006年に中学・高等学校・大学に隣接する現在の新園舎に移転しました。「イエスの愛を園児がいっぱいに受けて、元気な子(心身ともに健康な子)、やさしい子(思いやりのある子)、考える子(自分で考え、周囲と強調しながら、行動できる子)となり、互いに愛し合える人間となって、積極的、自立的、創造的な人生の第一歩を踏み出せること」を教育の目標としています。本園では、満3歳児、3歳児、4歳児、5歳児の年齢別クラスになっていますが、自由遊び(自主活動)時間を多くとって異年齢との交流を図っています。のびのびと思い思いの遊びを楽しみ、交わりを深められるよう配慮しています。保育時間終了後は、本学園の大学と連携しての英語や絵画、サッカーといった、園児の体位向上と豊かな情操を養うプログラムが充実しています。

共愛学園木瀬保育園

共愛学園木瀬保育園外観

 共愛学園木瀬保育園は、2009年に前橋市からの民営化移管により開園しました。「今のこの時をよりよく生き、望ましい未来をつくり出す豊かな人間性の基礎を培う」こと、「十分に愛される経験を積み、自分や人を愛し共に生きていこうとする力を育む」ことを保育の目標としています。自然に触れ四季を感じられる広い園庭での遊びや、総合学園ならではの幼稚園・中学・高等学校・大学生との交流、広大なキャンパスや施設設備を共用しての活動を通じて、主体的に学んでいくための探求心を育む事を大切に考えています。愛をもって一人ひとりを大切にする保育の他、多様な人材と経験豊富なスタッフによる育児相談や園庭開放など様々な子育て支援を行っています。人的、物的環境を整え、その中で子ども自身が自ら動き出す力を信じ見守り「一人ひとりの宝物」「みんなちがってみんないい」を応援していきます。

共愛学園学童クラブ

共愛学園学童クラブ外観

 共愛学園学童クラブは、2011年に総合グランドの管理棟内に開設し、2013年に共愛学園幼稚園に隣接する場所に移転しました。学童クラブは「子ども達の健全育成を目的にキリスト教主義に基づき、お互いを思いやり、認め合いながら自己主張の出来る子どもの育成」を目標としています。対象の児童は、笂井小学校・永明小学校・駒形小学校の1年生から4年生で、定員は36名程度です。土手遊びや散歩などの地域自然を活かした保育、学園内施設間の交流・学生ボランティアなどの総合学園の利点を活用した保育、英会話指導などが主な指導内容です。また、イースターや親子キャンプ、収穫感謝祭、クリスマスなどの行事も子どもたちの主体性を尊重し皆で作り上げます。子どもたちが毎日の放課後を安心してくつろげる場所、学校休業日や長期休暇でも保護者の方々が安心して預けられる場所を提供しています。