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中学生を持つ親 お悩みQ&A

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子供の悩みはお母さんの悩み。こんな時どうしたら?の疑問にお答えします。

わが子の行動や言葉遣いに、「今どきの中学生は…」という言葉を身をもって実感させられることもあるでしょう。中学時代は、心も身体も一番不安定な年齢。びっくりするほど大人びて見える日と、子供っぽく見える日と。親も一緒にふりまわされないように、どっしりと構えて受け止めてあげたいものです。

Q.放課後の行動が把握しきれなくなりました。それとなく探りをいれてみるのですが、はぐらかされてしまいます。わが子を信じたいのですが、すごく不安です。

A.自分で自分の責任を持たせることも必要

中学生になり口数が少なくなるのは、ごく普通の成長過程ですが、普段子どもとよく話ができることが何か問題の起きる前兆や危険を回避する方法です。会話は少なくなっても、できるだけ話す機会をもちましょう。会話の中から、信号を見出すことがあります。また、中学生になり今までとは違った「自分の行動に責任を持つ」、ということをぜひわかってもらいたいですね。それには、行動の逐一を観察したり探ったりをする前に、自分で自分の行動に責任を持つ意味を確認しましょう。そして親が子供を信用していることが基本です。その信頼を保つためには、最低の限度の約束ごととして、帰宅時間の約束、金銭の価値感覚、連絡のとり方、などを互いに話しあってみることもひとつの方法です。子どもは自分が信用されている、と確信することで自分の行動を選択する許容の範囲を決める価値基準をみつけます。子ども自身が自分の行動を制御したり管理したりすることができるようになることが大事です。

Q.夫がリストラされ、家計が苦しくなったことで、家庭の空気がギスギスしたものに。「お金がないって不幸だね。僕はどんな事をしてでも絶対お金持ちになるよ。」と息子に言われ、返答に詰まりました。

A.両親が力を合わせて頑張る姿が何よりも子供の安心に

親はいつでも完全で絶対の存在だった幼い頃と違って、成長と共に、いろいろな事がわかってきます。「お金がないから不幸」という定義だけを子どもが持ったとしたら、人生を楽しく思えなかったり、時には投げ出して意欲を失ってしまったりする可能性があります。家計が苦しくなっても両親が力を合わせて頑張る姿が何よりも子どもの安心を生み、そして自身が家族の一員として出来ることを見つけていくきっかけになるでしょう。家計のことを心配させて、心苦しい思いをしているでしょうが、子どもも事実を受け止めて、自分たちがどのように協力をしていけるかを考える良い機会です。何をしてもお金持ちなら幸せ、という基準でなく、家族が現実を受け止めて共に手を携えていく時期なのだとだんだんわかってもらえるように働きかけましょう。

Q.クラスメイトに誘われて万引きをしてしまった、と話してくれました。仕返しが怖いからと、名前を言ってくれません。担任の先生に相談したら許さないから、といわれています。

A.やみくもにしからずに、全力でサポートすることを伝える

まず第一に、自分のまちがいを正直に親に伝えられるだけでも親を信用していることがわかります。自分自身が犯した過ちを親に言うのにどれほどの勇気が必要だったかを理解してあげたいですね。しかし、万引きは、人として「してはならない」こと。自分自身の価値判断で、善悪を理解できるからこそ、苦しくなって親に打ち明けたならば、もう一歩です。本人が居心地の悪さをどうしたら解決できるのか、よく話し合ってみることです。そして親として本人が解決したい、という気持ちになったとしたら全力でサポートをすることを約束しましょう。犯してしまった罪を、もしも勇気をもって詫びることができたなら、どんな結果が得られるのかをよく考えさせてみることです。ひとつついた嘘が、もっと大きな苦しみを持つことになる、それが本人に理解できればきっと解決できると思います。不安な状態、そして勇気をもって一歩踏み出す時に、傍らに親がいることが大きなサポートになるはずです。

Q.夫の転勤で、中学校から転校しましたが、方言のことでからかわれています。以前の土地では明るく活発だった娘が、暗い顔で口を閉ざすようになりました。実家の祖父母に預けて、以前の土地で学校に通わせるほうがいいようにも思います。

A.住まいを変えるだけでは傷あとを残すだけ

本人にとっては、毎日のことなので憂うつでもあるでしょうね。けれど、方言が自分の劣っている事実などと決して思ってほしくないものです。未解決のまま住まいを変えても子どもの将来に後味の悪いことにならないでしょうか。あの時、向かい合って乗り越えることができなかったという事実がどのような傷あとを残すでしょうか。今の環境を打破するためには、自分が方言を使っていようとも自分自身の自己認識(アイデンティティー)にはまったく問題にはならないのだと思えたら、問題解決への道になります。どこにいても、誰とでも、自分は自分なのだという気持ちが持てるようになるには、今の辛さをからかう相手に伝えることも一歩踏み出す機会になります。それが乗り越えられた時に、これからの将来に彼女は自信を得ることになるでしょう。