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高校受験に向けての中学3年間のスケジュール

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 中学3年間は、高校受験や大学受験を見すえ、特に将来を意識した学習を始める時期です。将来の夢をかなえる第一歩としての「高校入試」、 その先の「大学入試」へとつながる力を培うのがこの中学3年間です。高校受験は、遅かれ早かれ、一人ひとりの身近な問題となります。入試で試されるのは、中学3年間で身につけた、基礎から応用・発展にいたる学力そのものです。合格という目標に向かって、自らの学力を高めていくことが重要といえます。
 大まかにその学年別の特徴を表わしてみると、次のように言えるでしょう。


 中学1年生になったら、小学校とは違う環境に早く慣れ、中学生活をスムーズにスタートすることが大切です。

 英語が新しく加わる、算数が数学になる、授業ごとに先生が変わるなど、中学生になると勉強内容も学習環境もガラリと変わります。こうした環境に早く慣れ、スムーズなスタートを切るためには、自分で目標を立てて、それを実行していく自立心を早めに確立することです。中1の新学期でつまずかないようにすることが大切です。とくに、「毎日の学習内容を復習する習慣」を、確実に身につけましょう。

中学2年生・3年生での高校受験に向けてのポイント

 中学2年生になると、心身ともに急速に成長し、変化していく時期です。いろいろな面でバランスが崩れやすく、それが学習の妨げとなったり、明確な目標がないままでいると「中だるみ」になったりします。しかし、高校入試問題の約8割が中2までに学習する内容といわれます。また中2は、部活や学校行事などで中心になって活躍する学年。その分、時間的な制約も大きくなってきます。受験学年でないとはいえ、定期テストをおろそかにしては内申に響き、高校進学で不利になってしまいます。この時期を乗り切るためには、家庭学習において、色々なことを一度にやろうと思わず、毎日続けるほうが、覚えたり、考えたりする力がついてきます。

 いよいよ受験学年の3年生。しかし、まだ自分が受験生という実感がわかないものです。だからといって部活や学校行事が落ち着くまでのんびりしていると、弱点分野の克服も新出単元の学習も中途半端なまま、すぐに夏休みになってしまいます。

 中3の新学期が始まったら、受験体制に早くシフトすることが大事です。志望校合格のためにも、中3で習得すべき内容でつまずくことがないようにしたいものです。

目まぐるしく変わる高校受験に向けて

 受験なんて、まだまだ先と思っていても、あっという間に受験シーズンがやってくるものです。そのための準備や心構えが必要となるでしょう。『準備』といっても、受験勉強のことだけではありません。行きたい高校のことや、受験のシステムについての情報を知っておくことも大事な『準備』なのです。

 高校受験制度は年々目まぐるしく変わっています。公立高校での学区撤廃、独自入試の導入、後期選抜での内申比率変更などの入試システムの変更、フレキシブルスクールや総合学科、高校の再編、あるいは改編という動きもあります。そんな状況下での高校選びは、たいへん重要なこととなります。そのために次のようなポイントを把握しておくことが必要となります。

高校選びのポイント

高校のタイプ

【公立か私立か?共学か男子校か・女子校か?普通科かその他の学科か?】

 最近は専門の科が増え、コース制の学校・単位制の学校なども増えています。目的がはっきりしていて、自分が学びたい分野がしっかりある場合は、普通科以外の選択肢もあります。

校 風

【自分にあった校風か?】

 特に私立高校は、大学進学に力を入れている学校、礼儀作法の教育に厳しい学校、制服がなく自由な学校など、学校によってそれぞれ独自の校風があります。
公立高校も授業の方法、行事への取り組みなど学校ごとの特色があります。先輩に話を聞いたり学校訪問に行ったりして、実際の雰囲気を知っておくことも大切です。

教育内容

【志望校が高校卒業後の希望進路に合っているか?】

 すでに高校卒業後の希望進路が決まっている場合は、目指す大学や専門学校への進学のしやすさ、自分の将来像と結びついているかどうかも重要なポイントです。
また楽しい高校生活を送るためには、勉強面だけではなく、部活や学校行事の状況も調べておきましょう。生徒の取り組み方や盛り上がり具合も、学校によって違います。

通学時間

【毎日通うのが苦にならない距離か?】

 どんなに気に入った高校でも、片道2時間以上かかる場合は、他の近くの高校をもう一度見直すべきかもしれません。通学時間が苦になって学校に行くのが嫌になっては困ります。
 志望校ごとの独自の選抜方法なども調べた上で、しっかりと対策を立てることが重要となるでしょう。