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中学校生活の過ごし方

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中学生として、毎日できる学習の積み重ね、コツコツ学習の大切さを教えましょう。

「知りたい」という前向きな気持ちをもつことの大切さを教えましょう

 新しいことを知ること、これまでできなかったことができるようになること。それはとても嬉しいことであり、楽しいことでもあります。中学生にとって、そんな新しい自分との出会いや、自分の大きな可能性を発見することが、学習意欲を支える確かなモチベーションとなることでしょう。

 そのために最も必要なことは、「知りたい」という強い気持ちをもつことが何より大切になります。また、実際にやってみて、思い通りに進まないからといって、すぐにあきらめないという、粘り強さを持たせることが必要です。「知りたい」「分かるようになりたい」「できるようになりたい」という気持ちをしっかりもつこと。私たちが、中学生の子どもにしてやれることで一番必要なのは、そんな気持ちの大切さを教えることではないでしょうか。そのためには、毎日コツコツ学び続けるという、学習の積み重ねをしっかりサポートすることが必要です。

毎日コツコツと積み重ねることの素晴らしさ

 私たちのできる具体的なサポートとしては、毎日の生活のなかで、次のようなことを子どもと話しあうことが大切です。また、しばしば親が次のような問いかけをしながら、子どもの意識を確認することが必要ではないでしょうか。

学習へのやる気をチェックすること。

・「なぜだろう」「どうしてそうなるのだろう」という疑問をもって勉強しているか。

・勉強で、自分のよさや得意なことを伸ばすようにしているか。

・苦手なことにもチャレンジしようとしているか。

・将来、行きたい学校やつきたい職業のことを考えながら勉強をしていますか。

・友達との学び合いを大切にしようとしているか。

・家で、人に言われなくても時間を決めて勉強をしているか。

というような問いかけです。これは、群馬県で行った調査でも明らかになっていますが、勉強に対する興味や関心の高い生徒ほど、学力テストの点が高いという傾向にあります。自ら課題を見つけて自ら学び、自ら考えて主体的な判断や行動ができる子どもは、自然に学力も高くなるようです。そのためにも、親は子どもに「毎日コツコツと積み重ねる」ことの大切さを教えましょう。家庭での学習では、いろいろなことを一日で行おうとせず、毎日続けるほうが効果の高いことを、子どもに理解させ実行させることが大切になります。

子どもの可能性を大きく伸ばすためのはたらきかけ

 そして、学校での正しい学び方を身に付けさせましょう。例えば、授業中には先生の説明や友達の発表をよく聞くようにしているかどうか、大切なことをしっかりノートに書くようにしているかを、家庭の中で確認していくことも必要です。また、学習の仕方が分からないときは、先生に聞くことの大切さや、友達と励まし合い、協力し合って勉強するようにするなど、コミュニケーションや人間関係の大切さを教えることも大切です。

 さらに、家庭では、子どもの可能性を伸ばすようなはたらきかけをしてください。「なぜだろう」「どうしてそうなるのだろう」という子どもの気持ちは、学習意欲の背景となる大切なものです。その気持ちを受け止め、会話をとおして自ら解決できるよう励ますことが重要です。そして、「何のために勉強するのか」をきちんと考えさせましょう。テストの結果や宿題の有無についてのみ言うのは簡単ですが、勉強することの意義を理解し、目的をしっかり持たなければ、積極的な学習意欲が生まれにくいからです。もし問題が分からなかったり、テストで間違ったりしても、子どもの能力に理由を求めるような言葉には注意が必要です。勉強の仕方を見直してみるなど、励ますことが望ましいでしょう。

中学生のころの思いや親の人生観について本音で語りあいましょう

 親が忘れてはならない大切なサポートがもうひとつあります。それは、子どもに規則正しい生活を送る大切さを教えることです。規則正しい生活習慣こそ、学習する土台となることを理解し、子どもにも教えてください。例えば、早起きと排便の習慣を身に付けさせ、朝食は毎日必ずとらせるようにしましょう。毎日必ず朝食をとるなど、規則正しい生活習慣が身に付いていると、何事にも意欲的に取り組むことができるからです。

 睡眠時間を十分にとらせることも大切です。テレビを見る時間やゲームをする時間を親子でよく話しあって決め、翌日の早起きにつながるようにしたいものです。群馬県で実施した「教育課程実施状況調査」でも明らかなように、毎日朝食をとるなど、規則正しい生活をしている中学生ほど、学力テストの結果が高い傾向にあります。

 また、子どもにも家族の一員であるという自覚をもたせ、責任ある行動がとれるよう、はたらきかけましょう。その際、親が中学生だったとき抱いた思いや人生観を本音で語ってやることが、子どもの感受性に届くことでしょう。子どもの可能性を大きく伸ばすためには、子どもとの共通した体験や子どもとの会話が何より大切です。親としての考え方や生き方をしっかりと示しながら、子どもの輝く未来と可能性を信じて、温かく見守っていきましょう。