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赤ちゃんを知ろう、子供を知ろう。覗いてみよう。子供達の世界

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 皆さんはこんなことを感じたことはありませんか?赤ちゃんと目が合った時、じっと自分を見つめている赤ちゃんにどうリアクションしていいか分からない。または赤ちゃんをどうあやしたらいいか分からない。分からないから何だか赤ちゃんや子供が苦手。なんてことありません?あやし方については初めての育児をするママの中にも赤ちゃんにどう接したらいいか分からないと悩んでいらっしゃる方も居るかもしれません。

 もし、赤ちゃんのとっている行動の意味が分かれば、もっと楽しく赤ちゃんと接することができるかもしれません。

 以前の赤ちゃんは、無力な状態で生まれてきて、生きることの全てをママや他の人に依存して色々なことを身につけていくと思われていました。しかし現在、赤ちゃんは、生まれてから必要な能力のプログラムを小さな体の中に沢山持って生まれて来ることが分かってきました。例えば、生後8週位までの赤ちゃんは手と足を意味もなくバラバラに動かす姿が見られます。これは赤ちゃんが意識的にしているのではなく、自然にその動きを体がしてしまうのです。それには意味があり、手と足を自分の意思で動かせるようにする為に、その動きの練習をして脳に刺激を送っているといわれています。手と足の動きの練習といえるでしょう。これは生後2ヶ月位でなくなります。練習完了といったところでしょうか。意外かもしれませんが、赤ちゃんは生まれて直ぐには自分の体を自由に操ることができません。ひとつずつ練習をして自分で手や足、指先などを動かせるようになるのです。特に私がおもしろいと感じたのは、赤ちゃんは自分の体の部分についてまだどんな役割をするのか、そもそも手とか足とかの概念がなくその役割や存在を意識する為に指しゃぶりや足を口に持っていく等の行動をするというのです。

 こういったプログラムは成長過程において、様々な形で現れます。人をじっと見つめる、声を出して笑うなども物や人を認知する力をつける為、言葉を発する為の練習プログラムと言えます。ただ、こうしたプログラムを機能させるにはその過程においてスイッチを押してあげる人が必要です。それがママやパパの役割だと思います。これらの姿を見たら「練習しているのね」や「それが手よ、足よ。」と優しく話しかけたり「何を見ているの?」と問いかけてあげて下さい。とにかく赤ちゃんのしていることを一緒に楽しんであげて下さい。こういったことが赤ちゃんのスイッチを入れることにもなり、あやすということになるのです。そして自然と成長過程に合ったプログラムが作動しだすことになるのではないでしょうか。

 1歳までの目覚しい発達が終ると心身の発達は緩やかになりますが、今度は自立に向かってのプログラムが働きだします。その特徴的なものが1歳半位から始まる「第1次反抗期」でしょう。とにかく何に対しても「イヤ!」と言う時期です。この時期はママ達も頭を悩ますことが多いと思いますが、感情をコントロールすることや、何でも思い通りにはならない、まだ自分1人では何もできないのだと言うことを学ぶ為に重要な段階と言われています。お子さんが「いや!」と言ってみたものの、どうにもならずに泣き出し、ママのところに戻って来るということをしたりしませんか?この行動が先に述べたことの学習に繋がることなのだそうです。この時期に大切なのは頭ごなしに叱るのではなく、その子が何をどうしたいのかを聞き出し、子供自身が答えを出せないのであれば親がその代案を出してあげ毅然とした態度でそれを行うということです。気をつけて欲しいのは叱ると怒るは違うということです。どうぞ沢山抱きしめ、沢山話しかけ同じ目線で考え、沢山のことを一緒に経験し愛情を持ってお子さんに接してあげて下さい。そうした延長線上に親子の絆は育っていくのですから。


 最後に赤ちゃんや、子供と接する上で一番大切なことを記しておきましょう。それは彼等を1人の人間として尊重するということです。小さいながらも、そこに居るのは命を持った人間です。大人の言うことが分からないのはまだ学習中だからなのです。子供には子供目線での言い分もあるでしょう。大人には理解できない行動もあるでしょうが、彼等にはそれなりの理由があるようです。その声に耳を傾けてあげられたら子供達はもっとキラキラ輝けると私は思います。それができるように私も心がけていきたいと思う毎日です。